NEU candle

日常の色彩が宿るキャンドル

「もしお気に入りが見つかったら、あなたのそばに置いてください」

NEU candle(ノイキャンドル)の代表であり、キャンドルアーティスト・あたらし もぐらさんが、控えめにそう語るのには、理由がある。

「もともと私はキャンドル教室からスタートしているので、人によって好みがどれだけ異なるかを経験として知っています。だから私の好きを、誰かに押し付けるようなことはしたくないんです」

そんなあたらしさんが作るキャンドルはどれも独創的で、オリジナリティにあふれている。だから他で同じような作品に出会うことは、なかなかないだろう。

「昔から『色合わせ』をするのが好きでした。それはファッションも同じです。ただ、学生時代はよく『独特だね』と言われていました(笑)。でも、ファッションでは奇抜に思える組み合わせも、キャンドルなら成立します。その点も、私がキャンドル作りに感じる魅力のひとつです」

大学時代は、色彩学の講義を受けながら、カラーコーディネーターの資格を取得。授業を通して、カラーマーケティングについても学んだ。

「性別や年齢で、好きな色は変わるんです。たとえば女性は、近い色のグラデーションが好きだといわれています」

しかし、あたらしさんの作品には、男性が好むという「相反する色の組み合わせ」も多く見られる。それは日常に目にするものを色で表現しているからだそうだ。

「たとえば、食べ物をキャンドルで表現したらどうなるだろうとか、夕焼けをキャンドルで表現したらどうなるだろうとか、そんなことを考えながら作っています。つまり、私が生活する中で出会うもの、目に映るものすべてがアイデアの源泉になっているんです」

いまやアーティストとして信念を持って、作品づくりと向き合うあたらしさんだが、モノ作りを始めるようになったのは、キャンドルに出会ってからだ。

大学卒業後は、一般企業に就職。働きながら、会社の後輩に紹介されたキャンドル教室に通うようになった。そこで出会ったモノ作りは、純粋に楽しいと思えるものだった。

「特に先生と生徒が一緒になって、ワイワイしている感じが好きでした。教室からスタートしたのも、“作る楽しさ”や作った作品を“誰かにあげる喜び”を今度はインストラクターとして、多くの人に届けたいと思ったからです」

社会人10年目の節目に、もっと“自分の想いを形にできる”仕事がしたいと考え、独立。キャンドルアーティストとして起業した。

「始めは上手くいく根拠も自信もありませんでした」と語るあたらしさんだが、他とどう差別化するか、戦略は考えていた。ホームページでは、ビビッドな色合いのキャンドルを前面に押し出し、他社にはないオリジナリティが感じられるように意識した。さらにSNSも活用し、作品を発信し続けた。それが功を奏し、オープンと同時に、教室には生徒が訪れた。

「その日から、何者でもなかったはずの私が、『もぐら先生』と呼ばれるようになりました」

順調に生徒が増えていく中、「ライブハウスでキャンドルを灯してほしい」という依頼を受けた。イベント終了後、その場に持ち込んだ総量40キロ近くあったキャンドルを販売してみたところ、すべて売り切れた。

「そのとき初めて、『キャンドルって売れるんだ』と思いました(笑)」

当時はあくまで、「教室を知ってもらうきっかけ」として請け負ったため、それは予想外の出来事だった。その後も教室を中心に活動しているものの、購入希望者が増えたことで、教室とは別にキャンドルブランド「NEU candle」を立ち上げた(ちなみにNEUは、ドイツ語で“新しい”の意味)。

販売している商品は、ビビッドな色合わせのキャンドルだけでなく、灯さないキャンドル、キャンドルチップを詰め合わせた幻想的なものなど種類も実に豊富だ。

さて、キャンドルを楽しむためには、どんなときに火を灯すのがいいのだろう?

「ルールはありません。リラックスしたいときに火を灯す方もいらっしゃいますし、私は元気を出したいときにも灯します。タイミングは人それぞれなので、好きなときに、気軽に火を灯してみてほしいですね。自分らしく楽しむのがいちばんです」

そこには、もっと自由にキャンドルを多くの人に楽しんでほしいという、あたらしさんの思いが込められている。そして、これからも時代が変わり続けるように、“あたらしもぐら”らしさも変化し続ける。

「好きな色が年齢によっても変わるように、いつかは私の好きな色や組み合わせも変わるかもしれません。だから“自分らしさ”に縛られるのではなく、そのとき自分の好きなもの、いいと思うものを、これからも発信し続けていきたいです。そしてその作品が、誰かの生活の一部になってくれたら、とてもうれしいですね」

Profile
Brand

キャンドルアーティスト・あたらしもぐらが生み出すキャンドルブランド「NEU candle」。大学時代にカラーマーケティングを学び、卒業後は一般企業に就職。働きながら、趣味でキャンドル教室に通学。そこで「誰かとキャンドルを作る喜び」を知り、社会人10年目の節目に会社を退職。独立後はキャンドル教室からスタートしたが、独特のビビッドな色彩のキャンドルへの要望が高まり、イベント限定で販売をスタート。インテリアとしてもアクセントになるキャンドルは、どれも個性的でそばに置いておきたくなる愛らしさがある。

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